若い見た目の人は何が違うのか?【書評】不老長寿メソッド

不老長寿メソッド

同じ年齢でも見た目がすごく若い、活動的で元気という人が身の回りにいるとおもいます。一方で逆のパターンもよく目にしますね。これらの違いは何か?ということが科学的に書かれている本です。

今回は理論と仕組みが面白かったのでそちらにフォーカスして記事を書いてみました。

基本的な考え方のホルミシス

ホルミシスというのは、多すぎれば有害だが少なければ有益に働く作用のことです。老化を防ぎ若い状態を保つにはこのホルミシスという作用を利用することがよいらしいです。というのも体に若干の炎症を与えて修復することで、以前よりも体を若く保つことができるというプロセスがあるという。これはドラゴンボールのサイヤ人が死にかけると強くなるという仕組みと似ていますね。(厳密には死にかけるほどダメージを負ってはいけませんが)

例えばポリフェノールなんかは体にいいというイメージですが、こちらは体内に取り込むと毒として認識されるのです。サウナも同じく軽い負荷がかかりますし、運動も筋肉を分解するという負荷になります。こういった少ない負荷を与え、さらに休息で回復することで細胞の活性化を促すサイクルをたくさん回すことで老化を防ぎ若返るのです。個人的にやっているコールドシャワーもホルミシスを利用しているんだなと気づきました。

ホルミシスが苦痛がないと動かない理由

そもそも苦痛なんてなくてもホルミシスが働いて若返るほうが生物として正いのでは?と思う方もいるかと思います。確かにわざわざ苦痛を与えなくても自動で若返る活動をしたほうが理にかなっていますが、これはそれなりの理由があります。

それは体が現代の環境に適応しているからなのです。ホモサピエンス時代の我々は、いつ食料にありつけるかわからないという状況でした。しかし現代は運動などしなくても食料が手に入りエネルギーを簡単に取得できます。そうすると体は、「運動せずにカロリーが足りているということは生きるのに問題ない。それなら心身の強化システムは起動しないでおこう」とするのです。

急激な便利さをもたらした現代文明は、人のホルミシス活動スイッチをオフにしてしまったということですね。気温はエアコンで1年中快適に過ごせますし、食料はもちろん、運動も今はテレワークなんかでほとんどしなくてもいいですからね。効率ばかりを求めることが人間にとって有益か?というとそうではないということです。

精神的にもホルミシスの原理が活用できる?

肉体的には苦痛→回復のサイクルを回すことで体を若返るということはわかりましたが、精神的にはどうなの?ということです。実は、精神的にもホルミシスの考えと同じということが書かれてあります。つまり、乗り越えられる程度の少しつらいことを体験することで、よりメンタルの強化につながるというのです。

2013年のペンシルバニア大学の実験で、ルワンダ虐殺の生存者100人にアンケートをとった結果、39%の人が事件のおかげで「新しいアイディアが生まれる」「前向きな考えになった」とポジティブになったと回答しているのです。よく、一度でも死を覚悟する体験をしている人は強いと言いますが、まさしくメンタルのホルミシスがうまく利用できている例でしょう。

ただし、あまりに強いトラウマなどになる刺激はPTSDや鬱などの精神疾患をもたらす可能性があるのでほどほどにというのは大切なポイントです。「辛いときは逃げてもいい」というメッセージが最近では多いですが、「できるだけ向き合い、本当につらい時だけ逃げましょう」というのが正しいようですね。

個人的にはこちらも納得で、海外一人旅行やブログ構築、ボロ戸建て不動産など最中は精神的にすごくつらいことでしたが、ああいったことを駆け抜けたおかげで自信がついたように感じます。少しだけ自分のコンフォートゾーンを抜ける体験をするっていうのは本当に大切なんですねー。

現代のストレス発散方法は間違っている?

ストレス発散といえば、寝転んでYoutubeを見る、お酒を飲む、お菓子を食べるなどが思い浮かぶでしょう。しかしこれらの方法は正しく休めていません。

ストレス対策に最も必要なのは「コントロール感」です。言い換えると明確な目標があり、何をすればいいのかわかっている状態のこと。Youtubeや飲酒などの発散方法は、他人から与えられたものの消費であり、受け身の姿勢になります。これではストレス発散の効果が低いのです。コントロール感を得られる休憩法は次のようなものが挙げられています。

  • 新たなスキルの学習
  • 友人との交流
  • 他社への親切

こういった行動は自ら行動をするという能動的活動です。これらを行うことで自分のコントロール感を感じることができストレス発散につながるのです。

苦痛だけでは若返らない。回復までを意識しよう

よくある間違いとしてトレーニングばかりしてしまうパターン。これは体を傷つけるだけになります。苦痛と回復の役割をしっかり理解しましょう。

苦痛:若返りシステムの起動

回復:若返りシステムの実行

起動だけしても実行しなければ意味がないですから、しっかりと回復までを考慮した計画を立てることが大切です。

個人的には、どれも実体験があるので納得でしたね。ついつい回復というのは忘れてしまうので回復までがセットとして考える必要があるということは勉強になりました。また、精神的にも効果があるようなのでつらいときは、「これを乗り越えて強くなるぞ!という気持ちになるよう意識してみます。

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