
どうも、まさです
社会人になって仕事をし始めてから、論理的思考力(ロジカルシンキング)がとても重要だと感じている
同じような感情を抱いた人は多いのではないだろうか?
しかし論理的思考力が必要なのは仕事に限ったことではない
ブログのPV数をあげたい!だとか野球が上手くなりたいとかにも闇雲に練習するだけでは多くの時間がかかるし、やっていることが全く意味のないことである可能性もある
そんな時に効果的なのが論理的思考力
論理的思考力があれば、短い時間で無駄なく自分のなりたい姿を目指すために必要な力である
そうはいっても、本屋で論理的思考力に関する本を読むと難しすぎてわからない
そんな方におすすめなのが、「世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業」という本
この本は、論理的思考ってなに?っていうくらい初心者にもわかるように噛み砕いて書かれてある
また、本を読むのが苦手って人にもイチローや長嶋茂雄の比較など例がたくさん入れられているので、読みやすい
月に一冊程度、本を読む人なら1時間程度で読んでしまうことができる
また、論理的思考ができない人に向けて、どんなアプローチで考えればいいのかまで書かれているため実践的でもある
論理的思考っていつ使うの?
そもそも論理的思考ってどんな時に使う?
自分の中で具体的に考えてみよう
僕でいうと
ロジカルでない僕には思いつかない
しかしこの本では一言で完結に表している
論理的思考が必要なのは、何か新しいことをやるとき
確かにはじめに僕が考えた論理的思考が必要な場合の具体例は全て新しいことである
でも本当に新しいことをやるときだけなのだろうか?
例えば自転車を乗る場合を考えてみよう
初めて乗る場合は、ペダルを10時の方向に合わせて、右足から踏み込んで、ハンドルをまっすぐにして・・・と考えながらいろんなことを試しながら、どうやれば乗れるのか筋道を探す
しかし乗れるようになってからはどうだろうか?
乗るためには、ペダルを踏んだタイミングで両足を放して、バランスを崩さないようにハンドルをまっすぐにする
と毎回考える人はいないだろう
そう考えると、確かに新しいことをする時に使うことがわかる
フレームワークを実践で使うことは難しい
論理的思考をするための手助けとしてフレームワークがある
例として、MECE、3C、4P、SWOTマトリクスなど・・・
しかし筆者はこれらのフレームワークを実践で利用することは難しいと述べている
なぜなら、MECEなどのフレームワークは論理的思考力がある人が考えた手法であり、能力があってこそ有効活用できるから
実際にMECEは世界一の経営コンサルティング会社であるマッキンゼー社が考え出した手法である
その世界のトップが使っているものを、素人が使っても扱うことができないのは論理的思考に限らずどんな業界でもそうであろう
筆者がフレームワークに関して気をつけてほしいことは、フレームワークを完成させることを目的にしてはいけないことである
僕はフレームワークを知る前と後では、劇的に整理の仕方が変わり、利用したほうがいいと感じている
もちろん使えるのであれば利用したほうがいい
フレームワークとは本来の目的を達成するための手段なのだ
フレームワークで考え始めると、フレームワークを完成させることが目的となってしまうことに気をつけておきたい
論理的思考はバカの壁を見つけること
論理的思考は、物事を広く考えることが必要
ではなぜ広く考える必要があるのであろうか?
ダイエットという例を使って説明する
ダイエットで1ヶ月で体重を5kg落としたい
そのためにはたくさんカロリーを消費する必要がある
カロリーを消費するには、ウォーキング、筋トレ、水泳・・・と考えていく
しかしどれだけカロリーを消費したとしても、それ以上にカロリーを摂取してしまえば痩せることはできない
体重を減らすためには、
・摂取カロリーを減らす
・消費カロリーを増やす
この2つが必要になってくる
つまり抜け漏れなく広く考えることが必要なのだ
しかし人間は経験や知識などに左右されるため、自分の中で見えない壁を作ってしまう
これがバカの壁だ

このバカの壁は、「軸」と「境界線」を意識することで取り除くことができる
例えば全ての車を考える時、200万円という境界線を作る
すると、世の中の全ての車は200万円以下と200万円より高い車に分けられることができる
抜け漏れなく考えれるのである
そして、この時の「軸」は価格
この「軸」を排気量にしたり、販売会社にしたりすることで様々な考え方ができるのだ
まとめ
論理的思考がどんな時に必要なのか?という身近な疑問から、どのようにして考えれば良いのか、その時の注意点は、などの初心者が思う疑問に答えている本だった
読みやすさもあり、入門としてはかなりいいと思う
論理的思考力がほしいけど、難しい本は苦手って人におすすめの本でした
おわり